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根木珠たまねぎ日記|(旧 There's No Blog)

電子書籍を個人出版している根木珠、思考を垂れ流す。(旧Don't Believe Everything You Read)

随筆『もの書く人々』のコンセプトなど。

もの書く人々
きょうは隙間社さんとウェブ対談させていただきました。
前半、私のほうが逆にインタビューされてしまいました(笑)
ひとから質問をされたことで、自分のやりたいことが、よりはっきりとしてきました。
そういうわけで、前半部分、隙間社さんからの質問と、それに対する私の回答を載せたいと思います。
以下、一部抜粋、引用。


隙間社 ええと、ではまず最初にお伺いしますが根木さんは何故色々な方と対談してみようと思ったのですか。また、何故それを本にしようと思ったのでしょう?

根木珠 最初のころは単純に、そのひとに興味があって話してみたかったことがあります。ただ飲み会などのような席ではひとりひとりと深い話ができないのと、現実的に、全員の日時が合うときとなると実現困難だったことなどがあります。
会って話していくうちに、話があっちこっちいきますね。それによって人となりがわかってくる。私自身の考えをまとめることもできる。
あとは友達が欲しかった(笑)
そこが一番かもしれませんね。
本にしようとしたのは、まずサシオフレポと称してブログ記事を書いていたのを、ヘリベマルヲさんが、あれはおもしろいから本にまとめたら、と言ってくださったことがあります。
また、「あなたはいろんな人に会って話を聞くことが合っている」との言葉に背中を押されたこともあります。
さらに、ろすさん(インディーズ作家を応援している奇特な方(笑))に、「いろんな人に取材したいって言ってたね。どんどんやって。期待しちゃうな」と言っていただいたこともあります。彼は「自分語りができないような人たちの話が聞きたい」と言っていましたが、今のところまだそのような人に会えていません。この本や、こういう活動を続けていくことが、これから先、そういった人たちに出会うためのきっかけになればいいなと考えています。
それと、「ひとに言われたからやっている」のではなく、あくまで主体的にやっていて、彼らの言葉は、最終的に背中を押してくれた、という感じです。

隙間社 なるほど。実際に一対一で会って話をしたときから今回このような形で本にするまでには少し時間があったのですね。
お話をしたのは電子書籍に関わる方が多いようですが、それは根木さんの興味がいまそこにあるからということでしょうか。
また、そもそもこの本はどういった層に読んでもらいたくて書いたものなのでしょう。

根木珠 電子書籍やセルフパブリッシング、それから小説やブログを書いているひとたちが多いのは、自分との共通点がたまたまそれだったということです。そこをきっかけとして、そのひとがどんなひとなのか、どんな人生を歩んできたのか、なにを大切にしているのかなど、そのひとの核をなすものがなんなのか、ということに興味があります。
なので今回はたまたま「もの書く人々」ですが、むしろ自分とは共通点のない、まったく別の世界に住んでいる方たちの話も聞いてみたいと思っています。
この本は最初、「内輪ネタと言われないようなしたいけど、そうなってもしかたないか」と考えていましたが、まずセルフパブリッシングを知らない人たち、ものを書いている人たち、自分ではものを書いていないけれどものを書くひとたちの生態に興味があるひとたち、などに読んでいただきたいですね。
いろんな方たちの名前を出し、そのひとたちを紹介することで、彼らに興味を持ってもらいたかった。作品と人格は切り離して考えてほしい方もいるかもしれませんが、この本では、作品について具体的に触れることはしないのはそのためです。
私が大事にしていることは、彼らの人生やスタンスであるため、どんなものを書いているかを書くと、ぶれてしまうかなと考えています。ただ、そこも、そのひとを語るうえで重要なポイントにもなりますから、その都度、必要であれば書いていくつもりです。
いまはまだ暗中模索です。
この本は、いろんな方々の協力を得て育っていく、そういう本です。なので、一本、芯はありつつも、人々に感化されどんどん変形していく、そんな本です。
できあがっていく過程をも楽しんでいただく、という形式は、ヘリベさんのやった悪魔とドライヴ刊行準備委員会に触発されて、真似してみました。
セルフパブリッシング作家さんを応援したいというのもありますが、彼らは同時に読者でもあります。どこが外でどこが内なのかを考えたとき、彼らを無視してはいけないとも考えています。
私も作者であり、読むときは読者として読ませていただいています。
あくまで読者として、彼らの本を紹介できればいいなとも考えておりますが、なかなか難しいところですね。

隙間社 ありがとうございます。通常、「もの書く人々」との対談というと創作物や創作論がメインになりますがこの本はそれとは少し違った切り口なのですね。
人々に感化されどんどん変形していく本、というのは面白いです。

根木珠 ありがとうございます。ヌネノ川さんに質問していただいたことで、私の中でも、輪郭がはっきりしてきました。


(引用ここまで)


ほかに何名かの方にも声をかけさせていただきました。
明日以降もお声がけしていくと思います。ひとりひとり、少しずつお話させていただきたいと思いますので、許可をいただけるかいなかの連絡をするまでにも、少々時間がかかるかもしれませんが、よろしくお願い致します(自薦も随時、受付中です)。

文中、名前が出てきている方たちについて、彼らの発言は「自分はそう捉えた」ということですので何卒ご容赦ください。