根木珠たまねぎ日記|(旧 There's No Blog)

電子書籍を個人出版している根木珠、思考を垂れ流す。(旧Don't Believe Everything You Read)

珠談会(オフレポ)-烏梟さん

きょうは烏梟さんとお会いしてきました。

星空文庫というウェブサイト上で小説を公開されている方です。

烏梟 - 星空文庫 

どこか浮世離れした雰囲気をまとっていました。仙人か。仙人なのか。

一歩引いたところから世の中を眺めている、鴨長明の「方丈記」を地で行くような生き方をしている、という印象を受けました。

インターネットはあまりみない。テレビもみない。世俗から離れて暮らしている。

小説を書くことで、つまり排泄をすることで、脱皮ができた、と仰っていました。

書く動機はひとによって違うでしょうが、私もどちらかというと、自分の中にあるどろっとしたものを排泄している、というような感覚があります。

また、アイヌのことについても少しお話してくださいました。

様々な理由で、書物などに残っているような「アイヌらしいアイヌ」は残っていないけれども、彼らはたしかにそこにいて、暮らしている。本当の意味での純血種というのがなんなのか、ちょっとわかりませんが、混血しているので自分もアイヌのひとも、もとを遡れば一緒、といわれてしまえばそれまでという気持ちと、まだ残っているという安心感とがあります。

安易な文明批判をするつもりはありません。私もこうして、文明の恩恵を受けているわけですし、また、インターネットがあることで、いろんな方と知り合え、お話もさせていただくことができたからです。

ただ、根源的、本質的なことを自分が見失っているということ、知っているつもりで実は知らなかったのだということに気づかされました。

 

烏梟さんはいま、自主映画を撮っているそうです。

表現方法は違えど、もっと自分の醜いところも作品に出したい。とのことでした。

とてもこわいことだ。とも。

自分をさらけ出すのはこわいことです。でも、それでも、なにかに突き動かされるようにして、そうする。こういう感情は、なにに基づいているのでしょう。承認欲求とも少し違うような……。

種まきをしている感じ、とも、言っていましたね。

自分にはない感覚で新鮮でした。

 

これまでいろんな方と、お会いしてきました。なんらかを表現しているひとたちに共通しているのは、彼らの中の奥深くに、やむにやまれぬ衝動がある、ということでした。

音楽でいうと、CDで聴くのとライヴ会場に行くくらいの違いがあるように思いました。

ただ話すだけでなく、なにか、体感する、という感覚です。

これからもこのような体験をしていきたいので、Twitterなどからぜひお気軽に連絡ください。

とくに実のある議論をするでもなく、談話をしてみたいと思っております。

(おわり)