根木珠たまねぎ日記|(旧 There's No Blog)

電子書籍を個人出版している根木珠、思考を垂れ流す。(旧Don't Believe Everything You Read)

実家なんてない

子供のころ、正月が嫌いだった。
年末年始はいまでも、気持ちがざわざわする。
一月一日、朝、家にいるべきなのか、普段通り外に出るべきなのか悩み、親は八時になっても起きてこないし、結局、出る。
で、そんな日だから友達は家族と過ごしているわけで、私は当然、友達の家に遊びに行くわけにいかず、児童館や図書館なんかも閉まっているし、そのへんのスーパーなどもやっていない。最近は年末年始も休まずやっているところは少なくないけれど。
コンビニで立ち読みするとか、どっかそのへんをほっつき歩くとか、そうして過ごす正月は、惨めだった。


一家団欒のときを過ごすひとたちを見るのは好きだ。
あのころ私は、こういう普通の家庭にいたかった、いつもそう思っていた。

いまは、どうせ実家あんだろと妬ましくもなるし、実家があったらあったで大変なんだからとも思う、それでも幸せそうな顔、笑顔を見ると、自分も幸せになれる。


だから、笑っていてほしい。
あなたに、みんなに、