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根木珠たまねぎ日記|(旧 There's No Blog)

電子書籍を個人出版している根木珠、思考を垂れ流す。(旧Don't Believe Everything You Read)

エリアーデ「世界宗教史1」を読んで。

読書感想文
世界宗教史 1 石器時代からエレシウ密儀まで https://www.amazon.co.jp/dp/4480340017/ref=cm_sw_r_tw_awd_0hKawbS98GKMW

興味深かったです。
いわゆる宗教と、暴力とは、矛盾しないものだと、私はそう感じました。

神々はもとより野蛮で暴力的なものである。
ギリシア・ローマ神話も日本神話も、そう描かれているように思います。

こんな残酷なことができるなんて人間じゃない、と思いたくなるようなセンセーショナルなニュースはよくあります。
扇情的に描かれた、事実のある一面であると思います。
一方、多角的、多面的、複眼的に同じものを見た場合、人間とはそもそも残酷な動物なのではないか。そう考えることもできるような気がします。
しかし何かを二極化してものを捉えたり、
○○は△△である、というふうにすぐに答えを出してしまうのは、あまりに短絡的にすぎるように思います。
世界は複雑なもので、私などにはとうてい答えの出せるものではないのでしょう。
ですから私は、ずっと考え続けてゆきたい。
そう考えています。


さて世界宗教史についてですが、
歴史学民俗学文化人類学、宗教学などや、この周辺に興味があるひとには、これとフレイザーの「金枝篇」はおすすめの古典文献と思われます。

いきなりだとつらいから、塩野七生さんの「ローマ人の物語」1〜16巻を先に読んでおくと、カタカナに抵抗がなくなるかもしれません。
すでに詳しく知っているひとには釈迦に説法かもしれませんね。

難しいことはわかりませんが、
感覚的に、すとん、と落ちる。
それが読書における体験だと思うのです。
それでいいのではないでしょうか。