根木珠たまねぎ日記|(旧 There's No Blog)

電子書籍を個人出版している根木珠、思考を垂れ流す。(旧Don't Believe Everything You Read)

読書感想文

阿部謹也『「世間」とは何か』

徒然草を書いた吉田兼好というひとは、近代合理主義的な考え方の持ち主だったそうだ。吉凶の占いなど迷信だ、と切って捨てる。その良し悪しは別として私が興味深かったのは、世は無常だと憂うだけでなく、儚い世、無常な世、そういう世の中でどう生きるのか…

いま読んでる本

"とても嬉しそうな声で「私は悲しい」と言えば、イントネーションのほうが重視され、「なぜか知らないが反語的に悲しいと言っている」と受け取られるだろう。" スティーヴン・ミズン『歌うネアンデルタール 音楽と言語から見るヒトの進化』早川書房 http://o…

スケープゴートを生み出す心理

ちょっと前に読んだ本について思い出した。なんとか族というどこかの狩猟民族は、熊に関する儀礼の中で、ガマガエルをかたどった道具を使うのらしい。人間に狩られるのは熊にとっては災難だけれど、その災難はガマガエルのせいなんですよ、ということなのだ…

ウェブ小説&個人出版本・読書記録12月

今回はイロハで、ヌまで読みました。 イ 烏梟さん「御意志集」(星空文庫) slib.net こころに染みる言葉たち、とても静かで、切なくて、知らず惹かれる文章でした。 ロ 淡波亮作さん「ルルルとリリリ」(淡波ログ) awa.newday-newlife.com かれのこの作品…

KDP読書感想文・11月

今月は7冊でした。 うまくいかないそんなひは 作者: やまわきゆたか 発売日: 2013/12/10 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る ほっとする絵本でした。横表示になるようなので、表紙も横長にしたほうがいいのでは、とは思いますがべつにいいのか…

KDP本 感想

今回は4冊ほどのところで感想まとめておきます。 くだものころころ 作者: よしもとりき 発売日: 2014/07/07 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 絵本です。お子さんがいるかたによいのではないかと思いますが、私も楽しめました。 わたし。 作…

エリアーデ「世界宗教史1」を読んで。

世界宗教史 1 石器時代からエレシウ密儀まで https://www.amazon.co.jp/dp/4480340017/ref=cm_sw_r_tw_awd_0hKawbS98GKMW興味深かったです。いわゆる宗教と、暴力とは、矛盾しないものだと、私はそう感じました。神々はもとより野蛮で暴力的なものである。ギ…

KDP本 感想

今週のお題「人生に影響を与えた1冊」 少女幻想譚 (隙間社電書)伊藤なむあひ / 隙間社 この本に出会うまでは「KDPで一個出したけど次は何年後になるかわからんなあ」くらいにしか思っていませんでしたが、読んでからは「あ、KDP(など)の本っておもしろいじ…